美大生世界一周旅行記

僕は香港で3人の女に恋をした。

そのうちの一人の

出会いは北京club。

彼女は他の中年とキスをしていた。



その中年は彼女の連れともキスをしている。
『これが香港の文化なのか』
異文化に少し興奮した。

新宿の2丁目で働いてる頃に、
香港風俗は日本よりも野蛮で、
汚いと聞いていた。

僕はその言葉をその時思い出し、
その通りの世界が目の前に広がっている
ような気になった。


夜のネオンは何倍にも輝きを見せる香港、
そこに美しさよりも、むき出しの光源から
揺らめく人の欲望を感じていた。
光が照らすのは、汚れた街だけだ。

ロマンの欠片も見当たらない、
でたらめなポラロイド写真のような、
"味"を覚えた。嫌いじゃない。

僕は早速
彼女をカウンターに連れて行こうとした。
しかし、中年がソレを阻み、
二人の女を抱えて、キスをした。

その間、僕は体を揺らし、
ある女は僕に”I like u better than him”と、
隣の男を舐めるようみ視線で指差したり、

ある女は他の男とキスをしながら
僕の股間に腰をこすりつけ、
僕を見てにやりと笑った。

"多情"
香港でセックスをニュアンスする
言葉だ。ここの女たちはすごい。
感服していた

その時

あの中年が
『一緒に女の子に酒をおごるぞ』
と、

ラッキーではあったが、
僕がお金を払おうとした時に
全額出しても買えない事に気付き、
酒ももう注がれていた。

僕は男に全額を出し、
金が足りない事を告げると、
大笑いをして酒の金を払い、
僕に帰りの電車賃をたくさんくれた。



女はグラスをすぐ割り、
他の男と消えて行った。




その彼女からある日電話があり、
色々な友達と飲みに行った。



彼女は
僕の費やしたお金を
ほとんど出してくれた。
僕に恋をしたらしい。



彼女は僕に携帯をもたせてくれた。
彼女は僕の足になってくれた。
食事も酒も、、、





そして今日彼女は泣きながら僕に別れを告げた。
今夜は一緒にいたいと言っていた。
僕はそれに付き合った。
ホテルで彼女を寝かせ、
僕は石けんとタオルを持って
歩いて帰った。
ホテル代がもったいなかったが
彼女が出したからよかった。


もう恋はとっくにおわっていた。


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香港大好き!!

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