美大生世界一周旅行記

Do you want punch?
僕はどうやら恐喝された。

額に縫い目のあるゴリラみたいなインド人に。



今日はとうとうインド出発日!!
3週間ぶりに国の移動となると、
ちょっと怖いよね!!



朝6時半のパスで、
リュウイチと一緒に、
カトマンズのバスターミナルから、
ネパールのバイラワという
インド国境手前の街までバスで510Rで行ってきました!!


そしてそこから僕はリクシャーというチャリTAXI100インドRで
インド国境の街スノウリに入り、
ゴリラみたいな男のいるツーリストセンタ風のお店に
なぜか連れて行かれました。

そこの
店員の一人はワリオみたいなヤツで、
もう一人は額に縫い目のあるドンキーみたいな方でした。

僕たちは、目的地バラナシ行きのゴーラクプルという街まで
バスで行きたいので、
その手続きをしてくれると思ったら、
その後の列車の席をどこの席がいいか聞かれ、
いきなり高額な請求をされました!!

席はもう決まっているので、
僕たちは明らかに詐欺だという事に気づき、
店を出ようとしたのですが、
ドンキーに
列車のチケットを渡してしまっていて、
金を払わなければ返してくれません!

怒った僕とリュウイチは少し大きな声でしゃべったら、
ドンキーが立ち上がって
Do you want punch??って言ってきました。


リュウイチはすかさずドンキーの握りしめていた拳を握って
謝って断りまくってました。

ワリオは最初はもうバスが行ってしまう!!と、
僕たちを焦らせていたのですが、
払わないなら警察を呼ぶからなって言って
電話をかけだしました!!
ここでの警察は、普通日本ではありがたいのですが、
インドの警察は悪人とグルになって脅してくるので、
渋々お金を出します。
僕はネパール500rp(600円)くらいしかなかったので、
リュウイチに立て替えてもらいました。

そしてこれで終わったと思ってバスの方に向かおうとしたら、
一人はバスで待て、
もう一人は記入の続きをしろ
と言われ、
僕が残ってきにゅうしようとしたら、
ドンキーが
お前ら二人だから、あと一人分払え、って。


その瞬間
僕はバックパックを持ってダッシュでバスの方に逃げました。
店を出た時、外は暗く雨が降っていて
この黒い世界が全て邪悪に見えてしまいました!!
どのバスにリュウイチがいるかわからない!!
僕は大声でリュウイチ!!って叫んで、
勘で入ったバスにリュウイチがいました!!

そこにはワリオも居て、
結局ドンキーとまたバスの中にやってきました。
そして通路を塞がれ、Do you want punch です。
周りのインド人は見て見ぬ振り!!
仕方なく
ここで僕は最後の手段です。
『I have no mother and no father.But i want to go to India』
ぐすん。











って泣きまねです!!
僕は哀れな男の子になって泣きまねをしました!!
僕は演劇で好きなときに涙を流せるようになっていたので、
一か八かやってみました!!
するとあの鬼ドンキーが!!
『,,,,お前両親いないのか?』
って同情してる!!

僕はそのまま続けてなんと払わなくてもいい事に!!
ワリオにドンキーは
こいつはいいんだ、こいつには親が居ないんだ。って!!
ワリオはワリオで、
お前、、、親いないのか、、って
僕は安心して顔をうつむけて、
やっとバスが出ると思って安心していました。




しかしこれでは終わらない!!
今度は払い終わったはずのリュウイチが、
お前がこいつの分払えって餌食に!!
その瞬間僕はなんで!!!って笑いそうになって、
堪えます!



そしてリュウイチと僕の財布はすっからかん。
目的の金額までは足りないけど
僕たちに金がないのを確認して
ドンキーとワリオはバスを降りました。




結局リュウイチは6600円とられ、
アメリカ$はパンツに隠していて大丈夫だったみたいです。
僕は財布に600円しかなく、
泣きまねでしのいだのでなんとか無事でした。

以前
僕のpunchされたらしい友達のさとし君も40$、
香港人は400$とられたみたいです。




僕に初インドは、鮮烈なデビューで幕を引きちぎられました。
インド人め、、

写真はその後の電車に無事に乗って、
バラナシに行く途中の僕です。

放心状態



寝台車の中、
僕は一睡もしないで
日本で暮らす日々を思い出すのでした。

まじみんな気をつけて。

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